カルガリーに住んでいる人や、旅行で訪れる人にぜひおすすめしたいスポットのひとつが「カルガリー動物園(Calgary Zoo)」。ボウ川沿いの自然豊かな敷地に、世界中の動物たちが暮らしていて、観光にも、家族のおでかけにもぴったりです。
今回はそんなカルガリー動物園の見どころと、園内を快適に楽しむちょっとしたコツをご紹介します。
アクセス:市内中心部からすぐ
動物園は市のダウンタウンから電車で約10分。Cトレイン(市電)のブルーラインに乗れば「Zoo駅」直結なので、車がなくても楽々アクセスできます。天気がいい日には川沿いを散歩しながら向かうのも気持ちがいいですよ。
もちろん、車でもアクセス可能。園内すぐ横に有料駐車場が完備されているので安心です。
チケットと営業時間
お得に楽しむなら、オンライン事前購入が断然おすすめ!
カルガリー動物園では、日ごとに入園料が変動するダイナミックプライシング制度を採用しています。たとえば、7月初旬は大人料金が41.95ドルですが、月の後半には36.45ドルに下がる日も。早めに予約すればするほどお得になる仕組みなので、計画的に訪れるのがコツです。こちらのページをチェックしてくださいね。
- 開園時間:午前9時〜午後6時
- 最終入場:午後5時
- 定休日:12月25日のみ
- 3歳未満:無料(チケットは必要)
雨や雪の日も営業しており、屋内展示も充実しているため、どんな天候でも楽しめます。
年間パス(メンバーシップ)も充実
動物園の年パスを持っていると、チケット割引や先行予約などの特典が利用できます。頻繁に訪れる人には非常にお得なので、検討してみるのもおすすめです。
回り方のコツ:見たい動物を先にチェック!
園内はとても広いため、順路を決めてからまわると効率的です。私たちは、以下の順で回りました:
ペンギン → アジア → アフリカ → カナダ → 恐竜エリア
途中でレストランやプレイグラウンドにも立ち寄りつつ、朝9時半に入場して夕方4時半までたっぷり楽しめました。

世界をめぐるような展示エリア
🐧 ペンギン・プラング(Penguin Plunge)
涼しい屋内展示で、元気いっぱいのペンギンたちが泳ぐ姿に癒されます。 ペンギンの泳ぎってすごく速いんですね。感心してしまいました。暑い日にも快適で、最初のエリアにぴったり。
🦒 アフリカン・サバンナ(Destination Africa)
広々としたエリアで、キリンやシマウマ、ライオンたちがのびのびと暮らしています。屋内のハイライトは、泳ぐカバ!力強い泳ぎは大迫力で見応えがあります。
🐻 カナディアン・ワイルド(Canadian Wilds)
森の中を歩いているような感覚で、カナダらしい動物たち—クロクマ、ヘラジカ、カリブー—を間近に観察できます。自然を感じながら静かに楽しめるゾーンです。
🐯 アジアの生き物に出会える「Exploration Asia」
アジアをテーマにしたゾーンでは、アムールトラやマレーバク、コモドドラゴン、ターキーメガスなど、ユニークで多彩な生態系の動物たちに出会えます。現在はリニューアル中ですが、バクトリアンキャメル、白手長テナガザル、アムールトラ、パラスイネコなどは通常通り観察可能です livewirecalgary.com+3calgaryzoo.com+3rmoutlook.com+3calgaryzoo.com。私たち家2026年にはジャガーレオパードやレッサーパンダが戻ってくる予定で、リニューアル後はより充実したエリアになりそうです 。

🦖 恐竜好き必見!Prehistoric Park 〜太古の森を歩く〜
動物園の奥に位置する「Prehistoric Park(プレヒストリック・パーク)」は、まるで太古の時代にタイムスリップしたような気分が味わえるエリア**。木々に囲まれた森の中を進むと、リアルな恐竜の模型たちが突如として現れます。
展示されているのは、ティラノサウルス、トリケラトプス、ステゴサウルスなど、恐竜図鑑でおなじみの人気種ばかり。動きはありませんが、そのサイズ感や質感のリアルさ、表情のディテールに、大人でも思わず「おおっ」と声が出てしまいます。
フォトスポットとしても映える場所が多く、恐竜と一緒に写真を撮っている家族やカップルもたくさん。特に子どもたちは「探検隊」気分で、木陰のトレイルを駆け回って楽しんでいました。
夏は水遊びも!
夏季にはこのエリアに水遊び場が出現。恐竜たちの足元に設置された噴水やミストシャワーで、子どもたちが大はしゃぎする姿が見られます。水着やタオルを持っていけば、より一層満喫できます。
展示の情報パネルも子ども向けにやさしく書かれており、「どうして恐竜はいなくなったの?」「どのくらい大きかったの?」など、親子での会話のきっかけにもぴったり。エデュテインメント(教育+エンタメ)性が高く、遊びながら学べる貴重なエリアです。
ホッキョクグマ「Siku」に会える!特別イベント
カルガリー動物園では、開園前に行われる特別イベント「Meet ‘Siku’」も開催されています。
ホッキョクグマ“シク”をゆっくり見学しながら、教育スタッフによるトークを聞いた後、園内カフェで朝食ビュッフェを楽しめる贅沢な朝の体験です。
- 開催時間:8:00〜11:00
- 場所:Wild Canada ゾーン & Kitamba Café
- 料金:大人 $79、子ども(3〜15歳)$61、2歳以下無料(要チケット)
※チケットはオンライン販売限定、当日購入不可。会員は割引あり。必ず事前にこちらを確認くださいね。
子どもも大喜びの設備と学びの環境
地元の小学校も訪れる学びの場
園内では、フィールドトリップで訪れる地元の小学生の姿をよく見かけます。動物を観察しながら課題に取り組む姿が微笑ましく、動物園が教育の場としてもしっかり活用されているのが伝わってきます。
大型プレイグラウンドでのびのび
中央エリアには、大型遊具のある本格的なプレイグラウンドがあります。滑り台やロープ、登り台など設備が充実していて、動物を見終わった子どもたちが思い切り遊べる場所です。
子どもが夢中で遊ぶ間、親はベンチで休憩できるので、お互いにリフレッシュできる時間になります。

食事&お土産も充実
園内には軽食スタンドやカフェ、屋外テラスのあるレストランがあり、ピザ、ハンバーガー、ホットドッグなどのメニューが揃っています。
お土産ショップでは、動物モチーフのぬいぐるみやTシャツ、文房具などが豊富で、思わず自分用にも買いたくなるほどの可愛さです。
まとめ:遊び・学び・癒しがギュッと詰まった場所
カルガリー動物園は、ただ動物を見るだけではない、「学び・遊び・癒し」が融合した場所。子どもにとっては新しい発見とワクワク、大人にとっては日常のリフレッシュになります。
観光での1日でも、地元週末のちょっとしたおでかけでも、何度でも訪れたいスポット。
カルガリーに来たら、ぜひ足を運んでみてください!